- エアコンクリーニングってどのくらいの頻度でやるのがいいのかな・・・
- ハウスクリーニングのサイトには「1〜2年に1回」の頻度が最適と書いてあるけど・・・
- 本当に1〜2年に1回の頻度で業者に依頼するべきなの?・・・
- 業者に依頼すると結構料金がかかるし・・・
掃除をしたほうが良いとはわかっていてもなかなか手がつけにくいエアコンクリーニングは、はたしてどのくらいの頻度でやるのが良いのでしょうか。
結論としては、エアコンの使用頻度や設置環境によってクリーニング頻度も変わります。ただ、業者に依頼する頻度の目安としては3年程度で考えると良いでしょう。
エアコンクリーニングの最適な頻度は?
自分での掃除が難しいエアコンをしっかり洗浄する方法としては、プロの業者に依頼するのがおすすめです。
まずはエアコンクリーニングの最適な頻度についてお話します。
エアコンクリーニングの頻度は3年で十分な理由
業者のサイトを見ると大体の業者は1〜2年に1回の頻度でエアコンクリーニングを推奨しています。
ただ、このブログではもう少し頻度を落とした3年程度でも十分ではないかと考えています。
理由としては次の2つです。
- 業者に依頼すると料金が高くエアコン本体の料金を超える
- ルームエアコンは分解洗浄を想定して作られていない
業者に依頼すると料金が高くエアコン本体の料金を超える
業者にエアコンクリーニングを依頼すると1回だいたい1〜2万円です。
エアコンの製品寿命はだいたい10年なので、1〜2年の頻度でやると次のエアコンの買い替えまでに約10万円ほどクリーンング料金がかかる計算になります。

頻繁にエアコンクリーニングするりも、機種によっては買い替えた方がお得になってしまいます。
フィルター掃除など最低限のお手入れをしっかり行っているなら、プロに掃除をおまかせする頻度は3年に1回程度(10年の製品寿命の中で3回程度)がちょうどいい目安だと思います。
ルームエアコンは分解洗浄を想定して作られていない
ルームエアコンは分解洗浄を想定して作られていません。
あまりに高頻度の分解は機器への負担にもなります。製品の耐久性という視点で見ても製品寿命の中で3回程度の分解洗浄にとどめておくのがベターかと思います。
お掃除機能付きのエアコンクリーニングの掃除頻度は?
お掃除機能がある機種もエアコンクリーニングの頻度は3年に1回程度を目安に考えてください。
お掃除機能付きのエアコンは掃除が不要だと思って掃除をしないでいると、むしろ汚れが溜まってしまうので注意が必要です。
『お掃除機能』= フィルターのホコリを自動でダストボックスにためてくれる機能

ダストボックスにたまったホコリは定期的に捨てる必要があります。また内部洗浄をしてくれる機能ではないので気をつけましょう。
フィルター掃除は月1回が目安
定期的なフィルター掃除はカビの発生はかなり抑えられます。
理想的な頻度としては2週間に1回ですが、家事好きでもない限りしんどい頻度だと思います。
カビの防止などを考えると月1回はフィルター掃除をしたほうが良いです。
水洗いだけでも十分キレイになります。もし、キッチン周辺など油汚れが気になる場合は中性洗剤などを使って掃除することをおすすめします。
エアコンクリーニングをサボるとどうなる?
正直ほとんどエアコンの掃除はやったことがない・・・。
こんな場合どんな懸念点があるのか簡単に説明しますね。
臭いやカビが発生しやすくなる
これは一番イメージがしやすいと思いますが、エアコンはちゃんとメンテンナンスしてやらないと汚れが発生しやすい家電です。

異臭を出すことや、カビによるアレルギー反応も起こることがあります。
冷暖房の効きが悪くなる
エアコン内部が汚れた状態では「冷暖房の効き」にも影響が出てきます。
ホコリが溜まった状態では「空気を冷やす・温める」というエアコンの機能が十分に発揮できなくなるからです。
エアコンの電気代が上がる
またエアコンの電気代が上がるデメリットもあります。

電気代は「エアコンの効きが悪くなる」ことと直結していまして、
エアコンの効きが悪い→エアコンが常にフル稼働する→電気代が上がる
エアコンクリーニングをサボってしまうとデメリットが結構多いので、定期的なメンテナンスが必要ですね。
エアコンクリーニングの頻度を増やしたほうが良い場合
エアコンは使用状況によって汚れ方に差が出ます。次のような場合はエアコンクリーニングの頻度を増やしてもいいと思います。
ペットや子供がよく使うお部屋
ペットを飼っている家庭ではエアコンの掃除頻度を上げると良いかもしれません。
ペットの毛やダニなどがエアコン内部に入り込み目詰まりしたり、臭気の元になるからです。

また子供が小さいご家庭でもホコリが舞いやすくエアコンが汚れやすい環境ですね。
換気頻度が低く、湿度が高い環境のお部屋
カビは高湿度になると発生しやすいです。
加湿器を使用していたり、換気が十分にできていない部屋の場合はエアコンクリーニングの頻度を上げると良いでしょう。
キッチン付近に設置している
キッチン周辺の場合は『油汚れ』が気になります。
フィルター掃除をするときに油汚れが付着している場合はエアコンの内部にも油が入り込んでいる可能性があります。
油汚れがひどい場合はあまり頻度を気にせず汚れが目立ったらエアコンクリーニングを依頼しても良いと思います。
エアコンクリーニングの頻度を減らすために自分でできること
業者に依頼する頻度をできるだけ少なくしたいという人は、定期的に自分でエアコン掃除をやることをおすすめします。
頻度はともかくとしてフィルター掃除は多くの人がやっていると思います。
ただ、エアコンのカビや臭いの発生を防ぐにはフィルターだけでは不十分。できるだけエアコン内部を掃除したほうが良いのです。
エアコン掃除を自分でやる方法についてはエアコン掃除を自分でやる簡単な方法【臭いやカビ対策にも効果あり】を参考にしてみてください。
既に臭いがするときは・・・
エアコンクリーニングを依頼すべきタイミング
自分ではどうしようもできない汚れはプロのエアコンクリーニングの依頼がおすすめです。
プロの業者にエアコンクリーニングを依頼すべきタイミングは次のような場合です。
- エアコンの空気が臭いとき
- エアコン内部に黒い斑点(カビ)が見えるとき
- エアコンの効きが悪いと感じたとき
エアコンの空気が臭いとき
エアコンから吹出す空気が臭うときは、エアコン内部の目には見えない部分が汚れている場合があります。
簡易処置として、『冷房16度運転』という方法があります。異臭がしてエアコンクリーニングを業者に依頼しようか迷ったら一度試してみてください。
これでダメならプロに掃除をお任せしましょう。
エアコン内部に黒い斑点(カビ)が見えるとき
エアコン内部に黒い斑点が見えたらカビが発生している証拠です。
拭き掃除などで目に見えるカビを除去することは可能ですが、汚れ度合いがひどい場合は見えていないカビ汚れが潜んでいる可能性があります。
カビの発生度合いを見て業者にエアコンクリーニングしてもらうか判断しましょう。

エアコンの効きが悪いと感じたら室外機も確認しよう
エアコンの効きが悪いと感じたときもエアコンクリーニングのサインです。
冷暖房が効かないと感じたら室内のエアコンだけでなく、室外機の汚れもチェックしましょう。

フィン部分の目詰まりなど汚れが目立つ場合は、室内エアコンと合わせて室外機の掃除もオプションで追加することをおすすめします。
エアコンクリーニングの頻度は3年を目安にプロに任せよう
エアコンクリーニングの頻度は使用している環境や時間によって変わるのが正直なところで、残念ながら「必ず〇〇年したら業者に依頼したほうが良い」というのはありません。
ただ、私の経験上ではだいたい3年程度使用していると汚れが目立ってくる印象です。
エアコンの耐久性や買い替え時期などを考えてもプロに任せて分解洗浄するのは3年に一度くらいが丁度よいでしょう。
記事のまとめ
- 業者にエアコンクリーニングを依頼する場合は3年を目安に
- エアコンクリーニングの頻度は使用環境に応じて増やしても良い
- 頻度を減らすためには自分でお手入れすることも大切
- カビや臭いが発生したり、効きが悪いと感じたら業者に依頼するサイン