エアコンのファンの掃除はできていますか?
エアコンを使用していると必ずと言っていいほど汚れが出てくるのがファンです。一方でファンの掃除は一般ユーザーでは難しく、汚れていてもなかなか手がつけにくい部分でもあります。
とはいえ、汚れが見えているのにそのまま使用するのは気持ちが良くないですよね。
この記事では、誰でも簡単にできるエアコンのファンのお掃除方法について解説します。
この記事を書いた私はこんな人

- 大手エアコンメーカー勤務7年
- 平日はエアコンのプロ、休日は家事パパとして働いています
- プロだからこそわかるエアコン掃除の情報を発信!
エアコンのファンは自分で掃除出来る?

ファンはエアコン内部の手が届きにくい部分にあるため掃除が難しいです。
しかし、放置したままでは汚れが悪化していくのでなんとか対処法が知りたいという人も多いでしょう。
そもそもエアコンのファンは自分で掃除ができるのか?
結論としては、ファンも自分で掃除するのは可能です。ただし、汚れがひどい場合は完全に掃除するのは難しいので、業者に依頼することを視野に入れたほうが良いです。
私自身はエアコンのファンまで分解して掃除したこともあります。感覚的にはなりますが、目安として1年分の汚れ(ホコリの付着程度)なら自分でも掃除が可能です。
2〜3年放置し続けている場合は、ファンに汚れがこびり付いており一筋縄ではいきません。高圧洗浄など徹底的に掃除ができる業者にお任せすることも考えましょう。
エアコンのファンが汚れたままだとどうなる?

エアコンのファンが汚れていると次のような懸念点が考えられます。
- 吹出す空気が臭くなる
- くしゃみや咳のアレルギー症状のもととなる
エアコンで冷暖房するとき、吸い込んだ空気は必ずファンを通って室内に吹き出すので、ファンに汚れが残っていると吹出す空気も汚くなります。
ファンにカビが繁殖していると室内に菌を撒き散らしてしまい、くしゃみや咳などのアレルギー症状を引きをこす原因にもなります。
快適な空気を作るはずのエアコンが「不快の温床」になるので、空気を送り込むファン掃除も定期的にやる必要があるんですね。
【だれでも簡単】自分でファンを掃除する方法
エアコン内部にあるファンは掃除が難しく、手を入れることもできないのでファンの掃除にはブラシなどを利用することをおすすめします。
ファンを掃除する手順は次のようになります。
- コンセントを抜く
- 吹き出し口のルーバーを取り外す
- 奥まで入るブラシを利用してファン掃除する
コンセントを抜く
可動部であるファンを掃除するときは必ずコンセントを抜いてから作業するようにしましょう。
万一掃除の最中にファンが動き出すと手や掃除道具を巻き込んでケガやエアコンの故障に繋がります。
吹き出し口のルーバーを取り外す
ここが一番の難所です。
ファンの掃除をする場合は、風向きを変えるためのルーバーを取り外す必要があります。
取り外し方はメーカーや機種により異なりますが、ルーバーの取り外し方は説明書に記載がないので、無理に外そうとすると部品が破損してしまう恐れがあるので十分注意が必要です。
ルーバーを開くことができる機種だと掃除が簡単!
※ルーバーの取り外しができないと、その奥にあるファンを掃除するのはかなり厳しいです。この手順が難しいと感じたら業者に依頼することをおすすめします。
ブラシを利用してファンを掃除する
エアコンのファンを掃除するには『ファンの羽と羽の間に入るサイズのブラシ』を利用しましょう。
おすすめのは「エアコンカビとりやすい」というシロッコファン専用のブラシがかなり使いやすくおすすめです。

エアコンカビとりやすい、という少しユニークな名称ですが専用ブラシだけあってファンの羽の汚れをしっかり汚れをしっかり取り除いてくれます。
水に中性洗剤を薄めて使用しても良いですが、吹き残しが気になる場合は水洗いだけでも十分かと思います。
なお、スプレー洗浄はあまりおすすめしません。使用方法を誤ると機器が故障したり、ファンの奥に入り込んで完全に拭き取れないからです。
ファンの汚れがひどいときは業者に依頼

ホコリが付着した程度の汚れであれば、この記事で紹介した掃除方法でファンの汚れを除去することができます。
ただし、「使用頻度が多かったり、加湿器を使用している部屋」などカビが発生しやすいような環境で使用しているときは、ブラシ掃除だけでは不十分なこともあります。
明らかに汚れが目立ったり、臭いが気になったときは「既に汚れがひどくなっているサイン」です。
とくに異臭がするときはエアコンの内部までカビている可能性があるので、この場合はプロの業者にエアコンクリーニングを依頼しましょう。
日常のカビ予防対策で掃除頻度を落としましょう
エアコンは正しく使用していても少なからず汚れがでやすい家電
その反面、自分で掃除するのが難しいので、できるだけお掃除頻度は落としたいところですよね・・・
以下のように日頃の使い方を変えるだけでもカビ予防が可能です。
- フィルター掃除はこまめに行う
- 冷房使用後は送風運転で内部乾燥を
- 防カビコーティングをしておく
»詳しくはエアコンのカビ対策|臭いの原因となるカビ発生を防止する方法を参考にしてください。